志賀神社(当社)は、境内凡そ三千坪の敷地に、神殿、拝殿、参集殿など参拝施設が充実した旧懸社の社格を有する神社で、崇敬者から招福厄除開運、交通航海安全、縁結び、日晴れ等の人生儀礼、家内安全、家運隆昌の神様として広く信仰をあつめています。

 心のふるさと志賀神社(当社)は、清和天皇の御世、貞観元年(八五九)一月二十七日、有明海沿岸地方の総守護神として筑前志賀海神社より分霊されたと伝えられ、有明海岸の無人の洲に祠が建立され、当時は汐の満に海中に没し、干に祠現われたりと、志賀社旧記に誌されています。竜造寺隆信以来鍋島家歴代藩主が尊崇し、なかでも明暦四年(一六五八)鍋島光茂が奉寄進し全面改修されました。また鍋島直正が当社に大願成就を祈願して慶応元年(一八六五)早津江三重津海軍所で我が国初の国産蒸気船凌風丸が進水したことに因んで、昭和十五年、日本海軍発祥の地の当社は海軍の祈誓社となり、大規模な改築が行われました。昭和二十一年宗教法人志賀神社として発足しました。

 日本赤十字社の創設者佐野常民は当社参道鳥居側の屋敷で生まれ博愛の真心は氏神様のお導きと述べられました。

御祭神

志賀大神(しがおおみかみ)
志賀大神は上筒男之命・中筒男之命・底筒男之命のあわせて三柱の神の総称です。
古事記(七二○)の神代の巻によると、伊邪那岐之命が禊祓をされたときに誕生された神々で天照大神の御降臨に先立ち大宇宙を浄化されたと記されています。

天御中主命(あめのみなかぬしのみこと)
天地が誕生した時最初に現われた大宇宙造化の神様です。

大国主命(おおくにぬしのみこと)
縁結び福の神として親しまれ、出雲大社の御祭神です。

少名毘古那命(すくなひこなのみこと)
大国主命の出雲國造りに協力した神様です。また医薬の神様、温泉の神様、酒の神様 として古来信仰されています。

事代主命(ことしろぬしのみこと)
大国主命の御子で出雲の國譲りを承諾された事から国家安穏泰平の守護神です。

応神天皇(おうじんてんのう)
開拓開墾の神様です。早津江は和銅年間(七○八~七一五)の開津とも言われ、干潟の陸地化と深い関わりがあります。

菅原道真公(すがわらみちざねこう)
太宰府天満宮より分霊された学問の神様で有名な菅原道真公の御神像です。一刀彫りの御神像では最も古く、室町期の作といわれています。

源為頼公(みなもとのためともこう)
黒髪山の大蛇退治に赴く際、肥後より海路早津江に上陸し当社に鰐口を奉納祈願した平安末期の武将です。

 

  • 祈年祭 :トシゴイノマツリともいい、2月に行われる行事です。「トシ」は稲の稔を意味し、五穀の豊穣、国民の幸福や国の繁栄を祈願するお祭りです。
  • 春季例大祭: 春の例大祭は4月25日に行われています。
  • 秋季例大祭: 秋の例大祭は9月23日と24日の2日間で、23日の御神幸祭から始まります。御神体を載せた神輿が威勢のいい若衆のソイヤーソイヤーの掛け声と共に氏子を駆け巡り、回り当番の下之宮まで往復します。この御神幸祭には、子供神輿や漁民が担ぐ船神輿もお供して、祭りを盛り上げます。クライマックスは宮入りで、凡そ100メートルの参道を、神輿に代るがわる子供達を乗せて担ぎ上げ、祝い唄を交えながら45分かけて競り合います 。
  • 新 嘗 祭: シンショウサイともいい、11月23日に新穀を神様に奉って感謝をするお祭りです。
  • 新年祭 :元旦に行われる祭儀で、歳旦祭・元旦祭とも言います。年の初めにその年が望ましいものであるように祈願します。
  • 節分祭 :冬至と春分の中間で、2月4日ごろにあたる日を立春、その前日が節分です。災厄や邪気を祓う行事が行われます。代表的なものとして豆撒きなどがあります。これは鬼を追い払うためとされますが、もともとは屋内外の神様へのお供え物だったとも言われています。
  • 御粥焚き・御粥開き: 粥占(かゆうら)とも呼ばれ神前にひとつきおいた粥についたカビのはえ具合でその年の吉凶を占う神事です。
  • 佐野祭:佐野常民の遺徳を顕彰する佐野祭を生誕地記念碑前で、常民の命日である12月7日に毎年斎行しています。
  • 茅の輪神事: 疫病があったときに茅の輪を腰の上につけてこれを免れる事ができたという神話に基づくものとされ邪気を祓うものと考えられています。
  • 大祓い :6月の祓え(夏越祓)ともいい、半年間の穢などを祓って無病息災などを祈る行事です。また年末に行うものを「年越の祓」といいます。
  • 御火焚祭 :12月31日の夜に、1年間の無事を感謝し、翌年の無病息災を願い行われるもので、古いお札を感謝をこめて焚きあげる神事です。
    • 家内安全: 1年間の開運と家族の無事・家運の繁栄・子孫の繁栄を祈願します。

    • 商売繁盛:繁栄の神様に祈り、商売の繁盛を祈願します。

    • 交通安全・車 祓 い:交通安全を祈願し、境内で車とドライバーがお祓いを受け、神様にお願いすることで事故を防ぎ、気持ちを引き締めて安全への意識を高めます。

    • 地 鎮 祭 :家を建てるときにその土地の神をお祭するものです。四本の笹竹をたて注連縄を張り巡らし祭場とし、中央にひもろぎをたて、神さまの依代とし、神々をお招きして神饌をお供えして祝詞を奏上し、工事の安全と守護をお祈りするものです。

    • 清 祓 い: 罪や穢れを祓い、災いを遠ざける儀式です。
    • 結 婚 式 :御神前において、末永く平和で幸福な家庭を築くことを夫婦で神様に誓い新しい人生の門出を祝う厳粛な行事です。

    • 長寿のお祝い:(数え年) 還暦(かんれき)61才 / 古稀(こき)70才 / 喜寿(きじゅ)77才 / 傘寿(さんじゅ)80才 / 米寿(べいじゅ)88才 / 卒寿(そつじゅ)90才 / 白寿(はくじゅ)99才

    • 神 葬 祭 :神道のお葬式です。 帰幽奉告祭・前夜祭(通夜祭)・遷霊祭・発柩祭・葬場祭(告別式)・火葬祭・ 帰家祭・納骨祭から成り立ちます。

    • 安産祈願: 新しい生命のたんじょうとなり、母子ともに安らかであるようにと神様に祈るのが安産祈願です。子を授かって五ヶ月目の戌の日に「帯祝い」が行われます。これは妊婦が白布の腹帯を締めるお祝いで、この帯を岩田帯といいます。。生れてくるこどもの生命を承認する最初の儀礼です。
    • 初宮詣出 :名つけを終えて、生れてはじめて神社に参拝することを言います。氏神様に対して出生を奉告する儀礼です。おおよそ生後30日を過ぎた頃、氏神様にお参りします。又、生後100日にお参りする地域もあります。

    • 七五三参り :3歳の男女、5歳の男子、7歳の女子の祝いで、今日までの無事とさらなる成長を祈願する儀礼です。

    • 厄払い・厄除け:(数え年)
25歳42歳(大厄)61歳
19歳33歳(大厄)37歳

 (前後を前厄・後厄)

交通アクセス お問い合わせ

〒840-2202

佐賀県佐賀市川副町早津江津400鎮座

 

  • 佐賀駅(JR)より車で20分

  • 佐賀バスセンターから佐賀市営バス早津江線乗車40分(終点:早津江で降りて徒歩4分)

  • 西鉄柳川駅より車で20分

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