お札の祀り方
- 左図のように南の方角を向くか東の方角を向くように祀りましょう。(考え方としては太陽の光をなるべく受けるようにと考えてください。)
- お座敷、居間,台所、玄関等清浄で適宜な処に祀りましょう。
- 目線より上になるように祀ります。
- 飾り棚の中やタンスの上でも結構です。
※二階建ての家の場合はなるべく二階で生活する人の足が通らない(踏まない)位置の一階に祀ってください。
お供えの仕方
産土神(うぶすながみ)と氏神(うじがみ)
神社は日本人の住むところ、生活の営まれるところには必ず存在した。一定の地域に定住して共同して開拓し、耕作に従事した農耕社会では、その共同体ごとに共通の守神をまつった。そうした土地土地の地縁によって結ばれた地域共同体の守神を産土神という。また血縁によって結ばれた特定の氏族の守神を氏神という。血縁というのは血統による生理的なことがらだけでなく、血統を中心とはしても習慣、生活様式、その他いろいろの条件が社会的結合の契機となって同族意識を持つ場合もあり、地縁といっても同一地域に居住して世代を重ねる中に、血縁関係も生じるから、産土神をもって氏神と称したり、氏神をもって産土神と称することもあって、両者は必ずしもはっきりとした区別が存するわけではない。いずれにしても鎮守の社は全国津々浦々にあり、なかにはほんの小さな祠のようなものもあったが、その地域の人々にとっては共同体の生産生活と密接する大切な守り神であったのです。