由緒

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心のふるさと志賀神社(当社)は、清和天皇の御世、貞観元年(八五九)一月二十七日、有明海沿岸地方の総守護神として筑前志賀海神社より分霊されたと伝えられ、有明海岸の無人の洲に祠が建立され、当時は汐の満に海中に没し、干に祠現われたりと、志賀社旧記に誌されています。竜造寺隆信以来鍋島家歴代藩主が尊崇し、なかでも明暦四年(一六五八)鍋島光茂が奉寄進し全面改修されました。また鍋島直正が当社に大願成就を祈願して慶応元年(一八六五)早津江三重津海軍所で我が国初の国産蒸気船凌風丸が進水したことに因んで、昭和十五年、日本海軍発祥の地の当社は海軍の祈誓社となり、大規模な改築が行われました。昭和二十一年宗教法人志賀神社として発足しました。

日本赤十字社の創設者佐野常民は当社参道鳥居側の屋敷で生まれ博愛の真心は氏神様のお導きと述べられました。

佐野常民記念館  http://www.saganet.ne.jp/tunetami/